僕らのあの空

現役心理士と一緒に働いて気づいた、心理士としての課題


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おはようございます。心理学部生の寺っちです。

 

この間大学のOBOGかつ現役臨床心理士の方々と5泊6日で一緒に子供と関わる活動をさせて頂く機会があったんですけど、痛感しました。

心理士って大変なんだと。

 

 

 現役臨床心理士の方達と一緒に活動する中で感じた、心理士として働く事の難しさについて、備忘録も兼ねてここで書きたいと思います。

 

 

なりそめ

 
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今回の活動は、夏休みに山奥の小学生達と関わろう!!って内容で5泊6日で勉強・遊び・おもちゃ作りを主に行いました。

子供たちも嬉しくなってテンション上がって騒ぎ散らしたり、殴ってきたり、べたべた甘えてきたり、物を壊したりするんです。 体力もたへん。 

 

その中で特に僕になついてくれた子がいて、ああ可愛いな~と思って僕もちょっと甘やかしてました。でも僕少し潔癖気質で、間接キスとかができないんですよ。なのにその子は何故か執拗に僕と間接キスをしたがるんですよ。

自分のお茶飲まずに僕のお茶飲んだり(同じお茶)、僕の箸を使って僕のご飯を食べたり。でもちゃんと僕のご飯食べたぶん自分のおかず交換してくれる。律儀

 

さすがに白米と白米を交換しだしたときは流石に意味が分からんかったけど

 

 

 

それから

そんな間接キス事件が何日か続いた後、急にその子が僕を避けるようになりました。

 

なぜ???その時僕には一ミリも理由が分かりませんでした。いやな顔せずに潔癖を隠して頑張っていたのになぜそうなるのかと。悲しみ

 

 

結局避けられたまま一日が終わって、一日の流れを先輩方と振り返りするとき、初めて自分の臨床としての非力さを実感させられました。

 

 

子供たちの行動の裏の原因まで考えてなかったし、深く関わろうとしていなかったし、自分の心に目を向けていませんでした。 

 

自分の課題

僕になついてくれていたその子は少し幼稚な部分があって、高学年の子たちから煙たがられていました。(ご飯の時もよくソイツと間接キスできるねって言われてた)

だからこそ、周りの子供が嫌がる事を僕に試してみて、自分を受け入れてくれるかどうか試していたんだと思いました。 

子供だって何の考えもなく行動しているわけじゃなくて、行動の裏に隠された本当の意味を考える意識がまだ僕にはありませんでした。

 

 

そして、行動の裏の本当の意味を探るためにはより深くその人と関わって、よく知りよく考えることが必要になります。

いつの間にか、僕は人と情緒的な深い関わりをしていませんでした。

人と関われば関わるほど、心と心を近づければ近づけるほどダメージも大きくなるという事を学習して、適度に人と距離を置いてた。

 

また、相手の心ばかり見て、自分の心にも目を向けていなかった。

人とのコミュニケーションはすべて相互通行だから、人と関わるということは自分の心にも目を向けて両方の心を見る必要があります。

自分が潔癖気質だから、どれだけ隠しても相手に「嫌だと思っていること」は伝わっているということを意識して接するべきでした。

 

  

 

今後

 実際に臨床で人と関わるという体験は学部生の私には初めての体験でした。心理士として人と関わるってこんなにも大変なのかと。

今回の活動が終わった時も、「終わった!!!」って解放感は全くなくて、ただただ不全感だけが残りました。終わったと感じるのはこちら側だけで、子供たちの生活はこれからも続いていくから。

 

 

先輩方と後片付けしている最中、皆それぞれ考えることがあって泣いているときに、「ああ、臨床ってこうやって人と本気で関わってもがいていくものなんだ」と実感しました。カウンセラーが口々に言う、「心理士は誰にでもできる仕事じゃない」って言葉が何となく理解できました。

 

 

心理士の原動力って皆それぞれ違うとは思いますが、僕は「私は貴方の事を気にかけていて、少しでも貴方の力になりたい」という気持ちだと思うんです。

今回一緒に働かせていただいた先輩方も同じような考えの、なんというか泥臭い、熱い心を持った人たちで、こんな人たちになりたいと思える素晴らしい先輩方でした。

 

心理士って大変だけど、でもやりたい。やり続けたいと思える体験でした。

がんばるでええ

 

おわりっ